微細気泡の供給は、深く広範囲に栄養価の高い魚場を形成

ご質問：
他社の製品が売り物にしている「白いミルクのような泡」に比べると、「ワンダフリー」の「超高速せん断方式」で発生したマイクロバブルはミルクのように白くは見えませんが、どこが違うのでしょうか？ 又、効果の違いはあるのでしょうか？
お答え：
最近の研究によって、その違いが明らかになりつつあります。
�@ 効果の差は目的よって違いますが、超高速せん断方式の方がより小さなマイクロバブルです。
�A しかし、見た目では、以下の違いがあります。
「白いミルクのような泡」と言われる泡は、加圧タンクを使用し加圧・減圧方式で形成される方式がほとんどです。ポンプ等で加圧し、そこに空気を入れて、圧力で空気を強制的に溶け込ませます。それをポンプで圧力開放装置まで送り、気泡を発生させます。急激に減圧された小さい気泡核が膨張して、白く見える気泡となります。この気泡は、圧力開放で膨張した気泡ですので気泡径を制御する事ができません。発生後の気泡をよく観察すると、数十μmの気泡がかなり多い事が観察されます。この比較的大き目の気泡が白く見える理由です。
ところが、超高速せん断方式で発生したマイクロバブルは、淡水の場合、それほど白く見えません。強い光をあてて見ないと、もやもやとキリのような状態です。よく「マイクロバブルが出ていないのではないか」という問い合わせがあるのですが、光をあてて頂くと納得して頂けます。つまり、気泡は小さくなればなるほど、淡水の場合には、より透明に近くなるのです。あらゆる物質のナノ粒子は、透明だといわれています。ナノサイズに近づけば近づくほど透明に見えるようになります。つまり、超高速せん断方式は、目に見えにくい小さなマイクロバブルが発生していると言う事です。
マイクロバブルは最後には目に見えないナノバブルへと変化し消滅します。
超音波方式の場合もせん断方式と同様さほど白くはなりません。
一般的に、泡は白いものという思い込みがあり、マイクロバブルの場合も同じと誤解しておられる方がたくさんおられます。マイクロバブルやナノバブルを研究する場合、この思い違いを理解する事が重要です。
特に今回の様にお風呂に利用する場合、見た目の感覚として白い方が何となく効きそうだと感じてしまうのは人の感覚として否めませんが、だからといって白いから効果が大きいという事ではありません。温泉の泉質で色が違うのとは別で、元々透明な水に目に見えない程小さなバブルを発生させているわけです。
加圧溶解方式のバブルは少しサイズが大きい為に、速い速度で水面まで上昇します。その為、汚れを比較的早く水面に浮上させる効果がます。
加圧式の場合、水面で大量の泡が弾けている為、ゆらゆらと湯気のようなものが見えますが、これがマイナスイオンの発生だと誤解している方が多く見受けられます。
マイナスイオンは目視出来るものではありません。
マイクロサイズﾞからナノサイズへと自ら収縮する事で、重要な特性を発生します。
泡は、ゆらゆら上昇しながら水面ではじけて消えるのが一般的な概念です。しかし、マイクロサイズ以下の気泡は、従来のミリサイズ以上の気泡とは異なり、上昇しながら収縮し、水中で消えます。
超高速せん断方式では、水面に溜まり弾けるような大きなサイズのバブルは発生しません。水面に届く前に水中で圧壊しているのです。それこそがバブルのパワーを発生させるゆえんです。
超高速せん断方式は機構が単純で故障が少なく結果として酷使に耐え、かつ、製造コストを安価におさえる事が可能と考えられますが、どちらを選択されるかは、あくまでお客様の嗜好の問題と思いますので、お好みのタイプをお選びになる事を勧めします。

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